というわけで、椎名林檎デビュー十周年!
生誕三十周年祭「林檎博08」に行ってきました。
チケット取ってくれたウメチ先生、本当にあざーす。
亀田師匠率いる安定したバンド部隊と、
斉藤ネコ先生率いる、60人近い白衣姿の生オーケストラを従え、
光と狂気と歓喜に満ちた、
ミュージカルのようなオペラのようなライブでした。
セットリストはこんな感じ
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01.ハツコイ娼女
02.シドと白昼夢
03.ここでキスして。
04.本能
05.ギャンブル
―林檎の筋―
椎名林檎デビュー10年の軌跡(スライドショー)
生オーケストラによる「葬列」の演奏付
06.ギブス
07.闇に降る雨
08.すべりだい
09.浴室(回転式システムキッチン付き)
10.錯乱
11.罪と罰
12.歌舞伎町の女王
13.ブラックアウト
―林檎の芯―
母、椎名林檎の生い立ち(息子による朗読)
生オーケストラによる「やつつけ仕事」の演奏付
14.茎~STEM~
15.この世の限り w/椎名純平
16.玉葱のハッピーソング w/椎名純平
17.夢のあと
18.積木遊び
19.御祭騒ぎ
20.カリソメ乙女(DEATH JAZZ Ver.)
―アンコール―
21.正しい街
22.幸福論(悦楽編)
―アンコール―
23.みかんの皮の唄(林檎7歳時の処女作)
24.余興(書き下ろし新曲)
―エンドロール―
丸の内サディスティック(英詩版)
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一体全体、何なんだこのセットリストは。
というような、まさに十周年に相応しい豪華絢爛なラインナップでした。
「ここでキスして」での恒例の冒頭アカペラ、
「積み木遊び」の恒例の振り付け
「幸福論」での拡声器パフォーマンス
どれも10年近く前に、一回でいいから生で見たかったものばかり。
母さん、僕はやっとこさ見れましたよ。
他にも生オーケストラを贅沢にビックバンド風に仕立てて
「カリソメ乙女」をやったり、
お兄様登場で、兄妹デュエットでマービンゲイの名曲のカバーしたり、
「浴室」ではステージ360度回転しながら包丁振り回したりと
東京事変ではない「椎名林檎」の世界に魅了されました。
右横にいた全く知らないお姉さんは、
3曲目の「ここでキスして」で大号泣してましたが、
自分も感極まって「ギブス」や「正しい街」あたりは泣きそうでした。
この数年、ひたすらアマチュアのライブを見まくってきたので、
逆に、音楽の力って、プロの力ってすげえわと実感しました。
アマチュアを否定するわけではないし、僕自身アマチュアで
アマチュアならではの良さってやつも沢山あるけれど、
このクオリティはアマチュアじゃ、まず無理だ。
逆に、このアマチュアの力では到底不可能な
完成されたプロのステージクオリティの為に
プロを目指そうとする人達の思いがちょっと分かりました。
そして前回の東京事変の時も思ったんですが。
やっぱ林檎ちゃん歌うまいわー。
3月に出るライブDVDが今から待ち遠しい限りです。
椎名林檎 - 正しい街 ( LIVE )