最近どういうことか、やたらDVDを観てる気がする。
今夜はリリーフランキーの「東京タワー、オカンとボクと、時々、オトン」
あらすじだけ抜粋すると、
1960年代。
3歳のボクは、遊び人のオトンを捨てたオカンに連れられ、
小倉から筑豊のオカンの実家に戻ってきた。
オカンは女手ひとつでボクを育てた。
オカンの作る美味しいご飯を食べて、ボクは成長した。
15歳になって、ボクはこの町を出て行きたくなった。
大分の美術高校に入学し、東京の美大をなんとか卒業するが、
仕事もせずに、仕送りしてもらい、更に借金を重ねていた。
そんな中、オカンが癌に侵されていることが分かった・・・。
というようなストーリー。
ただ、ただ、リリーフランキー役のオダギリジョーに感情移入。
オカン役の樹木希林と、自分のオカンがダブって涙ボロボロ。
おあー、家族だよ。やっぱ家族だよー、と一人うなずいてました。
自分も今まで散々やりたい放題やって迷惑かけた分、
その分以上に親孝行したいって思いながら、
結局のところなんもできていない。
親孝行とかせんでも、一人の足でたって、人様に迷惑かけず、
真面目に生きているだけで充分やでと言われながら,
それさえ出来ているかすら、
まっとうに生きれているかすら正直不安になってしまう。
人の命は永遠って錯覚しがちだ。
誰だって、自分の親がいつかは亡くなるんだって,
頭で分かっても、心じゃ分かりきれない。
いやいや、いつかは死ぬでしょと簡単に言える人間は、
きっと亡くなるってことを分かっていない。
心じゃ分かりきれないけど、
でも、だからこそ、オカンやオトンが人様に誇れる人間でいたい。
そんでもって、親孝行したいっす。
先生、俺、親孝行がしたいです。
そして、いつの日かオカンを東京タワーに連れて行きます。
多分、「東京タワーなんて遠いだけやで。何しに行くん?」と、返されそうですが。