真夜中、野良犬に睨まれる。
きっと右手のサラダとコーラーとパンのせいだ。
依然とした熱帯夜は、
さっきまで降っていた雨がどこかに持って行き、
今夜は久しぶりにゆっくり寝れそうです。
部屋に入って、電気をつける前にフラッシュバック。
野良犬たちの死骸ってのはどこにあるんだろう。
きっと誰かが誰にも見つからないようにそっとしまうのであろう。
それは思いやりなのか、何てことのない仕事の一部なのかは分からないが、
きっとそういうことなのだろう。
道路で見かける野良の子犬の長い一生の最期なんて、
誰もが想像なんてせずに、ただ可愛いといって餌を与える。
誰もが想像なんてせずに、頭を撫でる。
誰もが想像なんてせずに、家で飼いたいと言う。
ハッピーエンドだけが、エンディングだったら、きっと今ごろ地球は壊れている。
そして誰もが自分だけはハッピーエンドであって欲しいと思っている。
そんな夏の夜。
僕らが恋人の為につけるクーラーは、
見えないうちに、南極大陸の氷を溶かして、何万もの動物さんの死骸の山を作る。
ささやかな幸せとやらは、本当にささやかな幸せなんだろうか。
ラブアンドピースと叫ぶライブ会場で
出されたゴミがどこに行くかなんて考えた事はあるんだろうか。
異常気象はちっとも異常なんかじゃない。
今日は池袋で練習。
朝から何も飲んでいなかったので、喉カラカラな午後2時。
スタジオの上にあるコンビニで発見。
各方面から不味い、体調が悪くなる、買うだけ無駄と
3拍子揃って悪評判の伝説の飲料。
その名も、「ペプシ、アイスキューカンバー」
とめどなく毒々しい緑。
キューカンバーとはキュウリの英語名称なわけで、
確かにキュウリを着色料で再現したかったのは分かるが、
これは、あまりにも毒。
で、一口。
確かに、香りはキュウリ。
口から鼻に駆け上るキュウリの香り。
で、何だかよく分からないけど、やたら甘いソーダ味。
最悪な味覚と最悪な嗅覚が、それぞれが口の中で喧嘩している感じ。
そもそもキュウリって、正直それ自体が凄く美味いという食材ではない気がする。
そんな食材をあえてピックアップしたペプシの商品開発部のクレイジーさは評価したい
が、この商品が市場で売られている意味が正直分からない。
まあ、なんていうか、普通に不味い。
良いところが一つも無い。
逆を言えば、良いところが一つも無いのが良いところなのかもしれない。
んー、まるでバカ息子を擁護しようとしている親バカな台詞だ。
いやしかし、噂には聞いていたが、ここまで酷い飲料は本当に久しぶりです。
ちなみに7月上旬現在なら、池袋フォルテの上のampmで売られているみたいです。
先週末に八王子を陸の孤島にした工事が終わり、
中央線の国分寺~三鷹間がとうとう高架化。
といってもまだ下り路線だけだけど。
昨日は、その高架化した路線通過中
見事に爆睡してたので、
今日こそは高架からの夜景を見てやると意気込んでいたら
四谷駅で人身事故。
雨の降る夜に、一体何を思って線路を舞ったんだろうか。
0時も過ぎているというのに超満員の下り電車。
車内は相変わらずダイブへの愚痴のオンパレード。
愚痴を言う前にまずは冥福だろ。
人一人死んだというのに。
これが日本ですよ。ええ、これが日本ですよ。
じゃあ、君は今晩家に帰れなくても
一切愚痴を言わないのかと言われると
ちょっと考えてしまう。
そんな7月。夏は嫌い。